2008年06月05日

No.24【全思考(北野武)】

☆★☆★☆   今日のことば   ☆★☆★☆

「お前が困ったら、俺はいつでも助ける。
だけど、俺が困ったときは、俺は絶対にお前の前には現れない」
これが正しい。
お互いにそう思っているところに、初めて友情は成立する。
(p116)

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「今日のことば」は、この書籍からです。

全思考全思考
販売元 : Amazon.co.jp 本
価格 :
[タイトル] 全思考
[著者] 北野 武
[種類] 単行本
[発売日] 2007-03
[出版社] 幻冬舎

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 この本は、北野武氏の文明論・世相論です。

 彼の鋭さについては、多くの方が認めるところと思いますが、それでいて
肝心なところにくると「オイラ、芸人だから」と言って、さっと身をかわすのが
たけし流なのです。
 でも、騙されちゃいけません。それこそが彼の戦略ですから。

 そんな武氏一流の友情論が、「今日のことば」に掲げたものです。

 こんな友情論をさらっと語れる人は、逆に知識人のなかにはいないのでは
ないでしょうか?

 北野武氏がB&Bの島田洋七氏と築き上げてきた友情のことは有名
ですが、それこそ、まさに上記のことばを実践したものです。

 「お前が困ったら、俺はいつでも助ける。だけど、俺が困ったときは、俺は
絶対にお前の前には現れない」、すなわち、全く見返りを求めない、無償の
友情です。それを「お互いに」持てる間柄であるかどうか・・・・

 この基準で考えると、世間によくある「友情」などは、ほとんど友情に
値しないと言えるでしょう。

 彼は言います。
「友情から何かを得ようと考えることが、そもそも間違っている。損得ずくで
考えるなら、友情は損するだけのもの。だけど、アイツが好きだ。困っている
のを知ったら、助けてやりたい。そういう自分の気持ちを、(お金で)買える
とか買えないとか言っていること自体がおかしな話なのだ。」(p117)

 貴方はそんなスタンスを取り続けられますか?
 私は、自信がありません。
 でも、そうあり続けられれば素敵だと思いますし、少しでも近づけたら
いいな、と思います。

 ところが別の個所で、武氏は、「俺は嫌な奴なんだ」と言います。
 綾小路きみまろ氏が、年配になってから爆発的に売れたことについて
語るときです。

 武氏ときみまろ氏は、浅草時代からの知り合いで、同じ舞台に立っていた
間柄です。その頃から、武氏はきみまろ氏の実力を高く買っていたようです。
 しかし、先に武氏が世に出て、きみまろ氏は長い間日の目を見ません
でした。

 そんなきみまろ氏が「中年の星」と言われて毒舌漫談でブレイクした。
 そのとき、武氏は「ほんとうに嬉しかった」と語る一方で、「もし俺が、今も
2人で同じポジションを争っていたとしたら、こんな風には喜べなかった
はずなのだ。」(p90)と言うのです。

 「俺は25年前にはもう売れていたよという余裕が、頭のどこかにあるから
喜べたのだ。あんまり恰好のいい話じゃない。」(p90)

 ここまで自分をさらけ出さなくてもいいのに・・・と感じてしまいますが、
これを隠しておけないのが、下町育ちの人間としての「品の良さ」、
なのでしょう。
 そういう気持ちをどこかで言葉にして出しておかないと、フェアじゃない。
 武氏はどうもそう思っているようです。



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◇◇◇  編集後記  ◇◇◇

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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今日が貴方にとって、良き判断の連続でありますように!

では、次回、またお会いしましょう!!



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posted by ドド at 22:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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