☆★☆★☆ 今日のことば ☆★☆★☆
「三人寄れば文殊の知恵」と言うが、
それは自分の頭で考えることのできる人間が集まったときの話で、
「三人寄れば場の空気で」といったことのほうが多いのが現実だろう。
(p105)
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「三人寄れば文殊の知恵」と言うが、
それは自分の頭で考えることのできる人間が集まったときの話で、
「三人寄れば場の空気で」といったことのほうが多いのが現実だろう。
(p105)
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「今日のことば」は、この書籍からの2回目です。
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『集団浅慮』(しゅうだんせんりょ)、という言葉があります。
はーい、どういう意味だったか、思い出してください・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・チーン
専門書によると、『集団浅慮』とは以下のような意味になります。
ある集団が、時には極めて優秀な人材の集合体である場合も多いにも
関わらず(もちろん優秀でない場合もあるわけですが)、組織というものの
持つ構造的欠陥から、間違った判断をしてしまうことがあるとの理論。
たとえばここ何年か、この日本のあちこちで発覚し続けている、官公庁や
有名企業においての偽装問題や人命にかかわる人災の数々。
これらは全て、何らかの形でこの『集団浅慮』が関わっていると考えら
れます。
『集団浅慮』の根幹にあるものは、以下のような点だと思います。
@集団における責任範囲の不明確さ
(俺が言わなくても誰かがやるだろう)
A集団における責任感の欠如
(そこは俺の責任じゃないし・・・・、俺は本当は反対だったんだ)
B集団の意図する(と思われる)方向への妥協
(あの時はとても反対できる空気じゃなかったし・・・)
C日本的な事なかれ主義
(大人になれよ・・・、又は、事を荒立てなくても、まっ、いっか!)
「今日のひとこと」で著者の言っているのは、まさにそういう場面なの
ですが、本書の文脈にそって考えると、さらに深い意味が見えてきます。
本書のなかで著者が述べてきたのは、「人生の定置網」に掛かった人々
の「自分で考えたり行動することを怠けている」(p86)姿でした。
要するにそういった「自分に基準のない(普通の)人々」が何人集まった
ところで、結局、何かを決めるのは「場の空気」というような曖昧なもので
しかない、ということなのです。
どうでしょうか?
ご自分の会社、或いは自分の管轄する(所属する)部署において、日々
決定されている物事は、本当に進むべき道を示しているのでしょうか?
改めて考え直してみるいい機会かも知れませんね。
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◇◇◇ 編集後記 ◇◇◇
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では、次回、またお会いしましょう!!
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