2008年03月24日

No.5【頭の悪い人々(藤沢晃治)@】

☆★☆★☆   今日のことば   ☆★☆★☆

コミュニケーションが成立するのは、
自分が情報を「発信したとき」ではなく
相手が情報を「受信したとき」なのです。
(p32)

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「今日のことば」は、この書籍からです。

頭の悪い人々―人のふり見てわがふり直す「大人の教科書」頭の悪い人々―人のふり見てわがふり直す「大人の教科書」
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[タイトル] 頭の悪い人々―人のふり見てわがふり直す「大人の教科書」
[著者] 藤沢 晃治
[種類] 単行本
[発売日] 2006-09
[出版..
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 至極、当たり前のことです。
 しかし、本当に自分はできているだろうか?と自問すると、実に
心許ないことに気付きます。

 仕事上のトラブルの大半は、つまるところ、コミュニケーションの
問題です。

 同じ言葉を発していても、言う方と聞き取る側が違うモノ(コト)を
想定していた場合、そこにはズレが生じます。

 増してや、言葉自体にもファジィな部分があり、ある言葉の切り取る
意味の範囲は、常に同じではありません。

 この本は、さまざまなタイプの “頭の悪い人々” を症例別に 
“診断” し、それに対する処方箋(対策)を考察したものですが、
読んでいると、“いるいるこんな人” “これってあの人にぴったり”
などと思いながらも、
― 果たして自分は、こういう面を周囲に見せていないだろうな? ―
と、ついつい己の日常の振る舞いを顧みてしまっているのです。

 「今日のことば」の症例名は 『話を聞かない人』 というものです。
 『話を聞かない人』 と言えば、なんだか非常に自分勝手な人のイメージを
持ってしまいますが、われわれ自身も、本当の意味で相手の話が
聞けているのか? と考えると、全く他人事ではないのです。

 この症例への対策として、著者は、

・「相手の受信量を増やす」ことに意識を集中させること
・そのためには、まず、こちらが 「聞く姿勢」 を示すこと

そして、

・会話中に相手の発言をリピーティングすること

を勧めています。

 相手と主張がぶつかったとき、または、行き違いが生じたとき、こちらの
主張自体が正しかったとしても、こちらの伝え方には何らかの不備が
あったと考えてみる。

 そして、相手の言おうとしていることに注意深く耳を傾けてみると、あゝ、
そこに行き違いの元があったのか、と分かる。

 どこにズレが生じていたのかが分かれば、問題は解決したも同然。
 あとは、今後、同じような事態を招かないようにするための善後策を
考えればいいわけですから、それ以上、互いに主張をすること自体が
必要なくなります。

 いかがでしょうか?
 今日は、昨日までよりも少しだけ「相手の受信量を増やす」ことに
意識を集中させてみてはどうでしょうか?



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◇◇◇  編集後記  ◇◇◇

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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今日が貴方にとって、良き判断の連続でありますように!

では、次回、またお会いしましょう!!



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posted by ドド at 08:41| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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